おうちで支援センター 第38回「お月見について」

【第38回 『お月見について』】

今年のお月見は10月1日(木)です!

今回はお月見の由来や歴史などについてお話しします!

お月見とは・・・

1年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事のことで、「十五夜」といいます。十五夜は、別名「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とも呼ばれ、秋の真ん中に出る月という意味があります。もともと、十五夜は旧暦の8月15日とされていました。
新暦で表すと、月遅れの9月15日を十五夜と思う方も多いですが、実は、その年によって十五夜の日にちは変わっています。

旧暦と新暦のズレなどから、毎年9月中旬~10月上旬の間に十五夜(旧暦8月15日)がくるとされています。

お月見の歴史・・・

 お月見は「平安時代」に中国から日本へ伝わってきたと言われています。貴族の間に広がり、月を眺めながらお酒を飲んだり、船の上で宴をして楽しんでいたそうです。

 庶民にお月見が広まったのは、江戸時代に入ってからでした。庶民の間では、収穫祭や初穂祭の意味合いが強く、無事に稲の収穫できたことを喜び、感謝する日だったそうです。

お月見にお供えするもの・・・

 お月見には、ススキを飾ったり、お月見団子を飾ったりすると思います。また、農作物として里芋や栗を食べる風習もあります。そこで、なぜお月見にこのようなお供え物をするのか紹介します。

 ススキは、秋の七草でもあり、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願うという意味が込められています。また、ススキの切り口は鋭く、魔除けとしてお用いられていました。現在でもこの風習があるそうです。

お月見団子は、月に見立てて団子をお供えすることで、月に収穫の感謝を表すそうです。十五夜では15個のお団子をピラミッドのように積んでお供えをします。

お月見は、豊作を祝う行事でもあります。そのため、秋の食材である里芋や栗、枝豆などの収穫されたばかりの豊作物をお供えし、収穫に感謝をする事から秋の味覚を味わう事もお月見の風習とされています。

10月1日のお月見の日には、ぜひお月様を見ながら秋の味覚やお団子を楽しんで見てください♪