おとあそび教室

概要

 週に1度クラスごとに30分程度の「おとあそび教室」を開催しています。発達レベルに合わせて、うたや楽器の演奏、聴くことなどの音楽活動を中心に、身体活動やゲームなどを取り入れ「おとあそび」をします。子どもに身近なテーマにそったレパートリーを組み、うたや楽器の演奏、身体活動などのおとあそびを通じて、音楽を楽しむ心や基礎的な音楽的感覚といった、生涯にわたる音楽活動の素地を育てます。

 おとあそび教室では、さまざまな感覚を通して音楽を楽しみ、子どもたちの「音楽を楽しむ心」と「音楽的感覚」を育てます。テーマに沿って曲を選び、活動を展開します。子どもたちはさまざまな活動を通してテーマに沿って想像力・表現力を発揮します。

音楽の専任教師によるさまざまな楽しい活動をとおして、子どもたちの「おとあそび」をサポートします!

活動内容・特徴

【カリキュラム】

ばら、わかば、かえで、さくらのクラスごとに幼児音楽教育の専任教師が発達段階に合わせたカリキュラムを作成し、指導しています。およそ月ごとに変わるテーマは季節や子どもの生活の中で身近なものに設定されています。子どもの発声可能な声の領域や認知的な発達段階を考慮してレパートリーを設定し、カリキュラムを作成しています。

レッスンではうたうことを中心に、てあそびや身体活動、楽器の演奏、ストーリーテリング、アート活動などを融合的に取り入れた音楽活動を行います(※)。子どもたちはおとあそびを楽しみながら、いろんな「おと」にふれ、「おと」の感覚を身につけてゆきます。この「おと」の感覚は基礎的な音楽的感覚(音程、和音、リズムetc.)となり、生涯にわたる音楽活動の素地となります。

 リズムや音程、和音など「おと」を感じる(知覚・認識する)力は、特に幼児期に育ちます。幼児音楽教育のために作られた楽器(ザイロホーンや、色のついたメロディパイプ(ブームワッカー)、リズム楽器)やリズム楽器を使い、また色付きのカードや動きなどでさまざまな感覚からの刺激を与えて、すべての音楽活動の素地となる「音楽的感覚」を育てます。

カリキュラムや指導内容、指導方法はフィンランドの幼児を対象とした音楽あそび教室(Musiikkileikkikoulu)の実践をベースとしています。レパートリーは日本のわらべうたや童謡などの子どものうたが中心ですが、諸外国の子どものうたを加える場合もあります。また、折り紙など日本の伝統的なアート活動も取り入れてカリキュラムをアレンジしています。

※現在はコロナウイルスの影響により、うたの活動を避け、楽器の演奏や身体活動をメインにおこなっています。

【テーマ(2020年度)】

5月 おかし

6月 つゆ

7月 ピクニック

8月 なつ

9月 どうぶつ

10月 あき

11月 クリスマス①

12 月 クリスマス②

1月 ふゆ

2月 て(手)

3月 はる

【テーマ(2021年度予定)】

4月 はる

5月 キャンプ

6月 あめ

7月 うみ

8月 むらまつり

9月 どうぶつ

10月 あき

11月 クリスマス①

12 月 クリスマス②

1月 ふゆ

2月 ともだち

3月 はな

ギャラリー

楽器紹介

【ザイロホーン(オルフ楽器)】

オルフ・アプローチ(ドイツ発祥の音楽教育メソード)で使用される音楽教育活動用の木琴です。演奏会用の木琴に比べて音が柔らかく、キーを入れ替えることもできます。おとあそびでは、和音やメロディを演奏します。

【ブーム・ワッカー(メロディ・パイプ)】

色付きのメロディパイプです。体のさまざまな部位やパイプ同士、床などに当てて音を出します。体を動かしながら、メロディや和音を奏でることができます。視覚的、身体感覚的にも音の違いを認識することができます。

【リズム楽器】

基本拍をベースにさまざまなリズムパターンを奏でます。ミニマラカスやタンブリン、すず、カスタネットを主に使用しますが、ボンゴなどキッズドラムを使用することもあります。楽器ごとの音色の違いも楽しめます。